2017善友の集い 21世紀の宗教の使命
魂という存在の中心を奪回し、光と闇の世界に立ち向かわせるのが、宗教の使命――。そう示された高橋先生は、GLAで学ぶことによって育まれる「3つの力」(3つの賜りもの)について触れ、その力によって今、私たちは21世紀の時代の要請に応え、宗教の使命をアップデートしてゆく挑戦をしていると語られました。
【集いの概要】
2017年4月9日(日)、「2017善友の集い」が、パシフィコ横浜国立大ホールを拠点に全国34会場を中継でつないで開催されました。「善友」とは、共に道を求めながら、本心で語り合い、切磋琢磨し合うかけがえのない人生の親友という意味で、GLAでは会員の精神を表す言葉として大切にしています。その会員対象に、GLA創立記念にちなんで毎年4月に開催されるのが「善友の集い」です。
創立から48年目を迎えた今年は、海外からの方々も含め、約1万5000名が参加しました。
高橋先生は、講演の中で、まず私たちが生きる時代について、激動の世界情勢を例に、このように話されました。
──今、人類は、これからの100年の歴史を導く巨大な光と闇の分水嶺を迎えている。だからこそ、深い洞察と力強い実践が必要であり、この時代に拡散する闇の侵略を退却させ、光の奔流をもって次の時代の礎をつくりあげてゆかなければならない。──
そして、先生は、人類は世界に対する圧倒的な影響力を発揮するようになった一方で、1人ひとりの心の進化は止まったままであり、存在の中心の喪失──人間存在がモノ化し、人間の本質に関わる能力が機械に置き換えられてゆく危機に瀕していることを指摘されました。そのうえで、それらの脅威から人間を守り、中心を奪回し、光と闇の世界に立ち向かわせるのが宗教の使命である──と示され、今、私たちは、21世紀の時代の要請に応え、宗教の使命をアップデートしてゆく挑戦をしていると語られたのです。そして、そのような挑戦をしている1人として、行政書士として働く檜皮浩連さん(近畿本部)の神理実践報告のときを持たれました。
さらに、講演の最後、先生は、私たちの道行きに向けて、「菩薩の祈り」を大いなる存在・神に捧げられました。魂の深くまで響きわたる先生の力強く精妙な祈りは、1人ひとりがなぜこの場に集ったのか、心の奥に眠っていた願いを目覚めさせていったのです。
その「菩薩の祈り」も収録されています。
【講演の概要(約120分)】
1.光と闇の分水嶺 | 1-1.「善友の集い」のいのち 1-2 続いてゆく日常 1-3 危機の時代 1-4 光と闇の分水嶺 |
2.光と闇の相克の時代 | 2-1.時代の根底にある危機の本体 2-2 増・強・速 ◆人口推移◆エネルギー消費量◆情報伝達速度 2-3 光と闇の相克 2-4 外なる世界と内なる成長のアンバランス |
3.宗教の使命のアップデート | 3-1.存在の中心の喪失 3-2 人間存在のモノ化 3-3 機械への置き換え 3-4 本当の宗教の誕生 3-5 宗教の使命のアップデート 3-6 神理実践報告(檜皮浩連さんとの対話) |
4.菩薩の祈り | 4-1.菩薩の祈り |
開催年月 | 2017年4月 |
場所 | パシフィコ横浜国立大ホール |
価格 | DVD 定価(本体5,741円+税) CD 定価(本体3,612円+税) ★ 会員の方の研鑚用として拝聴していただきたい内容 |